海野惠一 講演

中央大学 講演

日時・会場

日時 2005年11月14日
会場 中央大学後楽園キャンパス新3号館11階31112教室
主催 中央大学 政策文化総合研究所「21世紀・日本の生存」プロジェクト 分科会
「中国における企業組織のダイナミクスとコーポレート・ガバナンス」分科会
共催 中央大学日中関係発展研究センター 中央大学共同研究プロジェクト
「大学発ベンチャー企業の日中比較 - 新たな産業集積の理論の確立と検証」
(研究代表 丹沢 安治)
主査 中央大学総合政策部 丹沢 安治

講演内容

中国での反日感情の根源

北京論壇フォーラム

ここで発表されたアンケート結果によると日本人と付き合ってもいいと思っている中国人は12%、付き合いたくない中国人は88%と言う結果が出ています。

マスコミ

テレビやラジオでも反日の放送が多く、その内容は事実と誇張がごちゃ混ぜになっており、私の親日の妻ですら日本人は悪いと思ってしまうような内容のものです。ボディーブローのように中国人の若い人に反日感情が浸透していっているようです。

靖国問題と中国農業問題

中国大使が「A級戦犯」云々とコメントをしていますが、それは重要ではありません。私の経験(妻が中国人であり、一歩玄関を入るとそこは中国)から意見をさせて頂くと、最大の問題は農業問題です。
最近「中国農民調査」という本が出版されましたが、中国で発売禁止処分になっています。その本には中国農民があちこちで暴動を起こしていることが書かれています。農業問題から目をそらせるために反日情報を流しているのではないでしょうか。

参考リンク: 「中国農民調査」書評

植林活動

環境の本を書いたり、環境を考える会を20年やっています。その活動を通して中国で植林活動をしている高見さんと知り合いました。高見さんは、日中戦争の激戦区であった大同市で植林活動を行っています。ここには万人坑(戦争で無くなった人の骨が埋めてある)があり、そこに毎年小学生が見学に来ます。これでは反日になっても仕方がないと思います。しかし、高見さんの長年にわたる真摯な活動で、大同の市民は親日に変わってきています。

なぜ中国で農業をやるのか

中国での販売の拡大のために

中国で販売をしようとした時、上海などの1級都市だけでなく5級都市まで広げようとすると、購買層である農民が親日である必要があります(4・5級都市ではMade In Japanだったら買ってもらえない事があります)。10年間の時間を費やせば日本企業が内陸に販売を拡大することは可能です。中国においてビジネスで成功しようと考えたら、どういう考えを持って中国に接するかを考えなければならないのです。この際に一番問題になるのが農業問題なのです。

どうすれば日本企業が中国で成功するか

日中ビジネスチャンスのマッチング

日本企業に知られていない、優良な中国企業を発掘し日本企業に紹介をしていこうと考えています。

中国の税務・企業調査サービス

中国では、利益が出ないくらい高い税金をかけられ、それを日本企業が疑いも無く支払っているケースがあります。 税務総局出身者とパートナーシップを持ち、このような事体を回避できるようなサービスを提供しようと考えています。

中国でのビジネス活動では、リベート問題は避けて通れません。しかし、支払う必要のないものを支払う必要は無いはずです。この問題を解決するサービスも展開していこうと考えています。

数年待っても認可が下りないといった状況が多々あります。この問題をスムーズに解決するサービスも展開していこうと考えています。

若者の中国への人材派遣

将来の日中関係にまじめに取り組む人材を育成したいと考えています。